石川 智博 氏

「アキュスコープ&マイオパルス」「エレサス」のエキスパート。通電に関して多くの先生方やアスリートから多大な信頼を寄せられ、今までに東洋医学のツボや「気」などと融合させた通電例を紹介。各種勉強会を通じて、その通電方法や効果に多くの反響を呼んでいます。

 



【ワンポイント通電】

大腿前面の痛みに対する通電方法

 大腿前面や側面に痛みやしびれがある場合、大腿神経痛と呼ばれます。一般的にヘルニアや脊柱管狭窄症などにより神経が圧迫されることで神経症状や痛みが生じているとされていますので、アキュスコープ、エレサスで通電する場合は、大腿神経の第2~第4腰椎神経と痛み痺れの箇所を結んで行います。しかし、これだけでは中々改善しないことがほとんどです。

 

今回の通電ポイントは、解剖学的なものではなく今までの経験則に基づいた通電ポイントになりますが、非常に効果的ですので試してみて下さい。

 

 

【通電方法】

 通電ポイントは大腿神経ではなく上殿皮神経になります。

 患者さんは腹臥位にて左右の上殿皮神経を同時に通電します。

 

 周波数はアキュスコープ、エレサス共に0.5Hz、20Hz

 通電時間に決まりはありませんが、デジタルメーターが100になるまで通電すると戻りが少なくより効果的な通電ができます。また、痛みや痺れが常時ある患者さんの場合は、通電中に痛み痺れが消失又は軽減します。


※通電効果には個人差があります。